革バッグを長く美しく使うには、定期的な手入れが欠かせません。
しかし、革専用のクリームは高価で手が出しにくいというのが本音ではないでしょうか。
そこで今回は、革バッグの手入れにおすすめのクリーム代用品をご紹介します。
ワセリンやハンドクリーム、ニベアなど、家にあるものでもお手入れができるんです。
コスパよく革バッグの美しさを保つ方法を、ぜひチェックしてみてくださいね。
- 革バッグの手入れには革専用クリームが最適だが、ワセリンやハンドクリーム、ニベアなどの代用品も使える
- 100均のクリームは低価格で使えるが、品質は専用品ほどではない
- 革の特性を理解し、適切な用品とお手入れ方法を選ぶことが大切
- 革バッグの美しさを保つには、こまめなケアと愛情が欠かせない
革バッグの手入れにクリームの代用品を使うコツ
革バッグの手入れにクリームは必要不可欠
革バッグを長く美しく使い続けるためには、定期的なお手入れが欠かせません。
革は動物の皮から作られた天然素材のため、乾燥によるひび割れや色あせなどのダメージを受けやすいのです。
そのため、革用のクリームを使って保湿やツヤ出しを行うことが大切です。
革専用のクリームには、主に以下のような効果があります。
- 革の表面を保護し、キズや汚れから守る
- 革に潤いを与え、乾燥によるひび割れを防ぐ
- 革本来の風合いとツヤを引き出す
- 色落ちや退色を防ぎ、美しい発色を保つ
このように、革クリームは革バッグの寿命を延ばすために重要なアイテムなのです。
しかし、革クリームは意外と高価で、コスパを重視する方にとっては少し手が出しにくいかもしれません。そこで今回は、革クリームの代用になるお手軽なアイテムをいくつかご紹介します。
大切な革バッグを長く使うには、こまめなお手入れが何より大事。でも革専用クリームって意外とお高いんですよね。プチプラで代用できるアイテムがあれば嬉しいです。
革の手入れにはワセリンが代用できる
革バッグのお手入れに使える代用品の1つ目は、ワセリンです。ワセリンはミネラルオイルを主成分とした保湿剤で、お肌の乾燥対策にも広く使われています。
ワセリンのメリットは以下の通りです。
- 高い保湿力で革の乾燥を防ぐ
- 無色透明なので色移りの心配がない
- 低刺激で革を傷めにくい
- ドラッグストアで手軽に購入できる
一方、デメリットもあります。
- べたつきが残りやすい
- 革本来の質感が損なわれる可能性がある
- 革への浸透力は専用クリームには及ばない
ワセリンは少量を均一に伸ばし、乾いた布でやさしく拭き取るようにしましょう。がっつり保湿したい時のケアには向きますが、こまめなお手入れには向かないかもしれません。
ハンドクリームで革バッグの手入れができる
革バッグのケアに使えるのは、普段使いのハンドクリームです。ハンドクリームの多くはシアバターなどの保湿成分を配合しており、革の潤いを保つ効果が期待できます。
ハンドクリームの特徴をまとめると、以下のようになります。
メリット
- 保湿効果が高く、革のカサつきを防げる
- 家にあるものでケアできる
- 女性が使い慣れている商品なので抵抗がない
デメリット
- コーティング効果は弱く、汚れは落ちにくい
- エッセンシャルオイルが入っているものだと革に染み込む恐れがある
- 浸透力は革専用クリームに劣る
ハンドクリームを革に使う時は、できるだけシンプルな処方のものを選ぶのがおすすめです。色や香りの付いたクリームは革の質感を損ねてしまうこともあるので要注意です。
ハンドクリームって種類が多すぎて迷っちゃいます。革バッグに使うなら、具体的にどんな成分を避けた方が良いですか?
革バッグのお手入れにハンドクリームを使う際は、アルコールやエッセンシャルオイルが配合されていないシンプルな処方のものがおすすめです。特に、香料や着色料が入っているものは避けましょう。革の色落ちや質感の変化を招く恐れがあるんです。
できれば無香料・無着色表示のあるハンドクリームを選ぶと安心ですよ。メーカーのサイトなどで全成分もチェックしてみてくださいね。
革の保湿クリームの代用にニベアクリームを使える
革バッグのお手入れクリームの代用として有名なのが、ニベアクリームです。ニベアクリームは油分たっぷりのため、革にしっかりと潤いを与えることができます。
以下にニベアクリームのメリット・デメリットをまとめました。
メリット
- 油分が多く配合されているため高い保湿力がある
- 伸びが良く革全体に行き渡らせやすい
- 青缶は200円前後と低価格で購入できる
デメリット
- 油分が強すぎると革に負担がかかる
- べたつきが気になることがある
- 独特の香りが革に移る可能性がある
ニベアクリームを革に使う際は、少量からスタートし革との相性を見ながら調整するのが無難でしょう。また、ニベアソフトなどのジャータイプのものは浸透力が弱いので避けた方が良いです。
100均のクリームでも革バッグの手入れはOK
革バッグのお手入れに100均のクリームを使うのもアリです。ダイソーやセリアでは、革製品のケアに使えるクリームやワックスが110円で売られています。
ダイソーの「革製品用栄養クリーム」は、シアバターとミツロウを配合。セリアの「皮革用クリームワックス」はラノリンとミツロウが主成分です。いずれも、革に潤いを与えながら表面を保護してくれるので、革バッグのメンテナンスに活用できます。
100均クリームのメリット
- 低価格で気軽に試せる
- 革に必要な保湿成分が入っている
- コンパクトで持ち運びに便利
100均クリームのデメリット
- 配合成分や品質がブランドにより異なる
- 保湿力は専用クリームに比べると物足りない
- 匂いが強い商品もある
100均のクリームは、とりあえず革バッグのケアを始めたい人や、出先でちょっとしたお手入れをしたい時におすすめです。定期的なメンテナンスには、やはり信頼できるブランドの革専用クリームを使う方が良いでしょう。
革バッグ手入れ用クリームのおすすめ
ここまで、革バッグの手入れにおけるクリームの代用品をご紹介してきました。しかし、本格的なケアを望むなら、やはり革専用のクリームを使うのが一番です。
革バッグのお手入れにおすすめの革専用クリームをいくつかピックアップしてみましょう。
コロニル 1909 シュプリームクリームデラックス
保湿、ツヤ出し、補色が叶う多機能タイプ
ラベンダー、ジャスミンなどの天然オイルを配合
M.モゥブレィ デリケートクリーム
保革成分たっぷりで、革の柔軟性を高める
無香料・無着色で革本来の風合いを引き出す
ゾンネクリーム
ラノリンを高配合した保湿力抜群のクリーム
ニュージーランド産の上質な羊毛由来
いずれも、革製品のお手入れに定評のあるブランドのクリームです。価格は少し高めですが、品質は折り紙付き。大切な革バッグのために、思い切って投資してみるのも良いかもしれません。
革専用クリームは種類が豊富で、どれを選んだら良いか迷ってしまいますよね。でも一流ブランドのバッグなら、やっぱり専用のお手入れ用品を使うのがベスト。素材の特性を熟知したブランドのクリームなら、革の美しさを長く保ってくれるはず。特別なバッグには、ケアにもこだわりたいものです。
革バッグのお手入れクリーム代用品の使い方
ダイソーの商品で革バッグの手入れをする方法
ダイソーの革ケア商品の中でも人気が高いのが、「皮革用 革製品用栄養クリーム」です。ミツロウとオリーブ油を配合したシンプルな処方で、革の保湿とコーティングができます。
使い方は以下の通りです。
- 革バッグについたホコリを柔らかいブラシで丁寧に落とす。
- 付属のスポンジに少量のクリームを取り、円を描くように伸ばしていく。
- 全体に薄く均一になるように、クリームをなじませる。
- 乾いた布で優しく拭き、仕上げる。
ダイソーのクリームは固めのテクスチャーなので、少しずつ馴染ませていくのがコツです。ベタつきが気になる時は、麻の布切れなどで拭き取ると◎。月に1回程度の頻度で行うのがおすすめです。
オリーブオイルなど植物性オイルの革への使い方
革バッグのお手入れに使える代用品として、オリーブオイルも挙げられます。オリーブオイルに含まれるオレイン酸には、革の保湿効果や柔軟性を高める働きがあるのです。
オリーブオイル以外にも、ホホバオイルやココナッツオイルなど植物性のオイルが革のケアに役立ちます。これらのオイルの使い方は、以下の手順が基本となります。
- 清潔な布に少量のオイルを染み込ませる。
- 革表面を、オイルを含んだ布で優しく拭いていく。
- オイルを多めにつけすぎないよう注意する。
- 乾いた布で、革の表面をやさしく叩くように拭き上げる。
植物オイルは劣化しやすいので、日光の当たらない冷暗所で保管しましょう。使う際は、必ず少量から試してみて、革の変化を見ながら調整していくことが大切です。
革バッグにニベアクリームを塗る手順
革バッグのお手入れにニベアクリームを使う際の手順をご紹介します。
- まず、柔らかいブラシでバッグ全体のホコリを取り除く。
- 付属のスポンジなどに、小指の第一関節ほどのニベアクリームを取る。
- スポンジを使ってクリームを伸ばし、革全体に薄く塗っていく。
- より保湿したい部分には、やや厚めに塗布する。
- 30分ほど置いてからクリームを浸透させ、乾いた布で優しく拭き上げる。
ニベアクリームの油分の多さが気になる方は、クリームを付けた後の拭き取りを丁寧に行うのがポイントです。古くなった革製品には特に効果的なので、ぜひ試してみてください。
家にある代用品で革バッグを手入れする際の注意点
家にあるクリームや油類を革バッグのケアに使う時は、以下の点に注意が必要です。
- 必ず目立たない部分で試してから使う
- 素材との相性を確かめるため、少量からスタートする
- 色移りや変色がないか慎重にチェックする
- 革にダメージを与えるアルコール成分の入ったものは避ける
- 高級ブランドの革バッグには使わない
代用品はあくまで代用品。革のお手入れは、本来は専用のケア用品で行うのが原則です。とはいえコスパ重視な方も多いでしょう。いろいろ試して、革との相性が良かったものを見つけていくのも楽しいかもしれません。
革製品の正しいケア方法を知ることが大切
革バッグは、正しいお手入れ次第で何年も美しさを保てる優秀なアイテムです。革の特性を知り、適切な用品とお手入れ方法を選ぶことが何より大切。
革製品の扱い方の基本をおさらいしておきましょう。
- 水に濡れたら、すぐに乾いた布で水気を拭き取る
- 直射日光に長時間当てない
- 湿気の多い場所での保管は避ける
- シミは早めに専用クリーナーで落とす
- 保管時はしっかり埃を落としクリームで保湿する
これらのケアを定期的に行うことで、革本来の美しさと質感を長く楽しむことができるはずです。革バッグを手に入れたら、ぜひ一緒に革のお手入れ方法も学んでみてくださいね。
革の手入れによく聞くQ&A
Q. 革バッグのお手入れは、どれくらいの頻度で行うのがベスト?
A. 通常は、1〜2ヶ月に1回程度のペースでクリームを塗るのがおすすめです。 梅雨や乾燥する冬場は、より丁寧に保湿すると良いでしょう。使用頻度の高いバッグは、こまめにお手入れすることが長持ちの秘訣です。
Q. 革クリームを塗った後、ベタつきが残ってしまいました。
A. クリームの量が多すぎたのかもしれません。乾いた布で優しく叩くようにして拭き取ってみてください。それでもベタつく場合は、ドライヤーの冷風を使うと良いでしょう。温風はNGです。革を痛める原因になります。
Q. 革のお手入れに、オロナインは使えますか?
A. オロナイン軟膏のような医薬品の使用はおすすめできません。革に合わない成分が入っている可能性があるからです。オイル系のクリームがお好みなら、レザー用のミルクタイプのお手入れ剤を選ぶのが無難だと思います。
Q. 革バッグについた輪ジミを落とす良い方法はありますか?
A. 輪ジミはなるべく早めにケアするのがポイントです。革用のクリーナーを使うか、ぬるま湯を含ませた布で優しく拭き取るのが良いでしょう。乾いた後は、クリームで保湿するのを忘れずに。シミ抜きは素人には難しいので、専門店に相談するのもおすすめです。
Q. スウェード素材のバッグのお手入れ方法を教えてください。
A. スウェード素材は、一般的な革とはお手入れ方法が異なります。まずは、スウェード用のブラシ(起毛ブラシ)で毛並みを整えるのが基本。汚れはスウェード用の消しゴムで優しく擦って落とすのが良いでしょう。クリームなどは不要で、シミになる恐れもあるので使わないようにしましょう。
革の質問でお悩みの方は多いようですね。お気に入りの革バッグを末永く愛用するには、まずは革の特性を知るところから。わからないことは、そのままにせず調べるか専門家に相談することが大切だと思います。
まとめ:革バッグを長く愛用するためのお手入れ術
革バッグの魅力を保つには、こまめなお手入れが何より大切。今回は、革専用クリームの代用品として使えるアイテムをご紹介してきました。
- ワセリンは保湿力が高いが、べたつきに注意
- ハンドクリームは手軽だが、浸透力は専用クリームに劣る
- ニベアクリームは油分が多く保湿に効果的。香りが気になる方は要注意
- 100均のクリームは気軽に使えるが、品質は専用品ほどではない
いずれも完璧な代用品とは言えませんが、コスパ重視の方にはおすすめです。革の経年変化を楽しみたい方は、本格的な革専用クリームの使用をおすすめします。
大切なのは、革の特性を理解し、愛情を持ってケアすること。あなたの手によって、革バッグの美しさが何倍にも高まるはずです。
ぜひ参考にして、お気に入りの革バッグを長く大事に使ってくださいね。きっと、使うほどに味わいが出て、あなたの個性を映し出してくれるはずですよ。
まとめ
- 革バッグの手入れには革専用クリームが最適だが、代用品も使える
- ワセリンは保湿力が高いが、べたつきに注意が必要
- ハンドクリームは手軽に使えるが、浸透力は専用クリームに劣る
- ニベアクリームは油分が多く保湿に効果的だが、香りが気になる場合がある
- 100均のクリームは低価格で使えるが、品質は専用品ほどではない
- 植物性オイルは革の保湿と柔軟性を高めるが、劣化しやすいので保管に注意が必要
- 革バッグのお手入れは1〜2ヶ月に1回程度が理想的
- 革の特性を理解し、適切な用品とお手入れ方法を選ぶことが大切
- 革の経年変化を楽しむなら、本格的な革専用クリームの使用がおすすめ
- 革バッグの美しさを保つには、こまめなケアと愛情が欠かせない